『幸福論』などで有名なカール・ヒルティのすすめる読書法は次の三つからなる。 1:たくさん読むこと 2:つまらないものを読まないこと 3:正しく読むこと このうち2は、新聞、雑誌、つまらない小説の類を読まない、3は具体的には、原本を原語で繰り返し読むこと、である。 この読書法をやり通すことは極めて困難である。しかし、その価値はある。そう思う人にヒルティは言う、「とにかく始めよ」と。