象形。踵をあげて爪先立ちしている人を横から見た形。・・・人が爪先立ちして遠くを見ている姿を示し、「つまだつ、のぞむ」の意味となる。人がこの姿勢をするときは、他に対して何かを企てるときであるから、企は「くわだてる」という意味となる。国語のくわだてるの古語は「くはたつ」である。古語でかかとを「くは」というから、「くはたつ」とはかかとをあげて爪先で立つことであり、何かをたくらみ、計画するという意味に使われる。企と「くわだてる」は、企立(踵をあげて立つこと)から企画(計画を立てること)へという意味の展開のしかたが同じである。